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西洋医学では、病気そのもので診断しますが、漢方相談では
その人その人の体質、症状、また季節、習慣までを含み診ます。
例えば一口に「アトピー性皮膚炎」といっても
AさんとBさんとCさんとでは、病気の原因が異なる場合があり
処方する漢方薬や処方する量などが違ってくるわけです。
三国時代、中国に「華陀(かだ)」という有名な名医がいました。
ある日、ふたりの大臣が
華陀のもとへ頭痛を訴えにきました。
ところがふたりの大臣がもらった薬は同じものではありませんでした。
ふたりは「昨日から同じ症状なのに何故薬が違うのか?」
と、華陀に問いました。
華陀は
「ひとりは風邪によるものなので汗をかく発汗法によって
治療するようにしました。
ひとりは食べすぎの為で、胃に入った食べ物が下へ降りていかず
上に向かって逆流する”胃濁上逆(いだくじょうぎゃく)”の
状態にある為、食べ物を下へおろす治療をします。」
と
説明しました。
ふたりは納得して帰り、頭痛は一日で治りました。
このような事を
”同病異治(どうびょういち)”といいます。
症状は同じですが、原因が異なる為、違う治療法を用います。
逆に
”異病同治(いびょうどうち)”というものもあります。
症状や病気は違うけれど、原因が同じ為、同じ治療法を用います。
一番大切なのは
正しい診断に基づいて、正しい用法用量で服用するという事です。
正しい用法用量を用いないと
効果がないばかりか、副作用まで起こしかねません。
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